2023年4月13日　令和５年度がスタートしました

　いつにない桜満開の入学式も済み、令和５年度が穏やかにスタートしました。コロナ禍もようやく落ち着きを見せ始めましたが、まだ不確実ですね。
　今年は、明治２６年に町制を施行して１３０周年の節目の年となります。町民の皆様と共に改めて町の歴史を振り返りながら、将来に向けて新たな一歩を踏み出していきたいと思います。

　令和５年度の一般会計予算は８０億６，５００万円で、ほぼ昨年度並みです。「賑わい興復、満足度向上予算」と命名させていただき、ポストコロナを視野に町民の皆様の暮らしや地域経済の活性化にしっかりと取り組んでまいります。

　今年度の新たな取り組みとしまして、将来のまちづくりに向け「立地適正化計画」、「地域公共交通計画」の策定に着手してまいります。グランドデザイン策定事業では、下ノ諏訪宿地区は要所図の作成に、湖畔地区は方向性を示す俯瞰図を、そして新たに社地区に着手してまいります。

　人口減少、少子化対策では、移住定住施策で課題の空き家対策に補助制度を新設し、空き家の提供を促進、起業支援に補助制度を見直し、効果的な支援を充実します。出産育児には経費と共に伴走型相談支援を行い、安心して産み育てられる環境整備を行ってまいります。

　昨年度行った「ＣＯＯＬ ＣＨＯＩＣＥ」賛同宣言を更に進め、ゼロカーボン推進室の設置と共に「ゼロカーボンシティ宣言」を行い、新たに家庭用太陽光パネル・蓄電池等の再エネ設備導入に補助制度を新設して、地球温暖化対策環境整備を促進いたします。また、住宅リフォーム補助事業に断熱等省エネメニューを加え、住宅環境改善への転換を支援いたします。

　商工業振興では補助制度を拡充し、観光振興では引き続き着地型旅行商品の開発に努め、まちなかの賑わいの創出に繋げてまいります。地域の皆様の賑わい創出の取り組みも始まっており、共に推進していきたいと思っています。

　防災、安全対策では、「個別避難計画」をモデル事業から町内に拡大してまいります。また、高木橋の架け替え工事に着手します。地域の皆様にはご不便をおかけしますが、よろしくお願いいたします。

　ＤＸ推進では、キャッシュレス決済導入、オンライン申請等利便性向上・効率化を図ってまいります。また、４月１日から、新しい下諏訪町防災行政情報配信サービス「しもすわインフォ」が始まりました。町の防災情報や暮らしに役立つ行政情報をタイムリーに入手できるスマートフォン用アプリです。是非インストールしてご活用ください。

　令和５年度も安心安全で「住みたいまち、元気な声がひびくまち」が実感できるまちづくりに邁進してまいります。引き続きのご理解、ご協力をよろしくお願い申しあげます。