協働推進

協働推進について紹介いたします。

これまで、社会におけるサービスの提供は、行政や企業がそのほとんどを担っていたため、「公共的なサービスの領域は全て行政が対応するもの」といった意識が、町民にも行政にもありました。
しかしながら、少子・高齢化の進行や環境問題の深刻化など、近年の経済・社会情勢の変化に伴い、町民の生活や価値観も多様化してきており、公共サービスを行政だけで対応するのは難しくなってきています。

また、時代の変化と共に多様化する町民ニーズに対して、行政サービスが肥大化していく傾向にあります。

その一方で、多くの町民が様々な分野で培った能力を活かして、幅広い社会貢献活動に取り組むようになってきました。
当町においても数多くの町民公益活動団体が、保健・医療、福祉、子どもの健全育成、まちづくり、環境など多方面にわたって活動しており、その活動の活発化と共に、新たな公共の担い手として、町民の期待も高まってきています。

常に公平性・中立性を求められる行政が、個別化・複雑化する多様な町民ニーズや、新たな地域課題、社会問題に対応することが困難な状況になりつつあることから、これからの公共サービスのあり方は、町民と行政との「協働」が不可欠になってきています。これに伴い、公共サービスにおける協働の領域拡大と質の向上が求められています。

下諏訪町では、平成16年4月に「下諏訪町協働推進条例」 を制定しました。町民の皆様の御理解のもと、さらに活力に満ちた個性豊かで魅力あふれる「ふるさと」下諏訪町の実現に向けて、子どもからお年よりまですべての町民、公益活動団体と行政とが協働して進めるように取り組みをしてまいります。