騎馬行列の所作 第三区友之町

最終更新日: 2011年3月28日

  • 所在地 第三区
  • 所有者 第三区
  • 指定 昭和47年10月26日 町・無形文化財


 第一区騎馬行列の所作のところで述べたように、明治維新の後諏訪神社の御柱祭の警固の騎馬行列や寄合騎馬がなくなったが、明治11年(1878)の御柱祭に復活の動きが出てきた。

 第三区友之町騎馬は明治11年の御柱祭に、かつて高島藩の騎馬行列の騎馬子で、赭(しゃ)熊(ぐま)をつとめていた小口駒蔵を師匠として練習を重ね奉納したもので、以後御柱祭の都度奉納している。

 三区の騎馬は凱旋(がいせん)騎馬といわれるように、所作はかなり大げさである。掛声はゆるやかに長く引き、動作は腰をおとして足を横前の方へ出すようにし、しなをつけて前進する。そのため下の原騎馬は縦波で、友之町のは横波だといわれる。

友之町騎馬の構成(平成10年の場合)
(1)旗持1人 (2)先払2人 (3)色傘 1人 (4)重藤(しげとう)弓 1人 (5)挟箱 4人 (6)長槍(ながやり) 6人 (7)赭 (しゃ)熊(ぐま)3人 (8)徒士(かち)4人 (9)殿様  1人 (10)馬・馬方1人 (11)若党2人 (12)後(あと)槍(やり)1人  (13)曲傘8人 (14)草履取8人 (15)沓(くつ)籠(かご)1人

騎馬子の掛声
色傘 エーエーコーレーハ サートーナ
    エーエーアーレーハ サートーナー
挟箱 エーエーアーレーハ サートーナ
    エーエーコーレーハ サートーナー
長槍は色傘に同じ
赭熊は挟箱に同じ
全員斉唱は色傘に同じ
 

騎馬行列 第三区友之町

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