大規模盛土造成地変動予測調査結果について
最終更新日: 2022年5月20日
阪神・淡路大震災や東日本大震災等において、谷や沢を埋めた造成宅地又は傾斜地盤上に腹付けした大規模な造成宅地において、盛土と地山との境界面や盛土内部を滑り面とする盛土の地滑り的変動(滑動崩落)が生じ、造成宅地における崖崩れ又は土砂の流出による被害が発生しました。
これを受けて国は既存の造成宅地について、大規模盛土造成地の有無とそれらの安全性の確認(変動予測調査)をし、危険性が高い箇所の滑動崩落防止工事などの予防対策を早急に進める方針を定めました。
このことから当町は、大規模盛土造成地の滑動崩落対策推進ガイドライン及び同解説に則り、以下の調査を行いました。
大規模盛土造成地とは
国土交通省では、次のいずれかに該当するものを大規模盛土造成地と定めています。
【谷埋め型大規模盛土造成地】
谷や沢を埋め立てた造成宅地で、盛土の面積が3,000㎡以上のもの
「大規模盛土造成地の滑動崩落対策推進ガイドライン及び同解説」より引用
【腹付け型大規模盛土造成地】
傾斜地に盛土した造成宅地で、盛土する前の地盤面の水平面に対する角度が20度以上かつ盛土の高さが5m以上のもの
「大規模盛土造成地の滑動崩落対策推進ガイドライン及び同解説」より引用
ガイドラインに基づく取組み
1.第一次スクリーニング【令和元年 事業主体:国】
〇大規模盛土造成地の調査
〇大規模盛土造成地マップの公表
2.第二次スクリーニング計画【令和2年度 事業主体:町】
〇第一次スクリーニングを元にした大規模盛土造成地の造成年代調査
〇現地踏査による盛土範囲の目視確認
〇ガイドラインに基づく優先度評価
3.第二次スクリーニング【令和3年度 事業主体:町】
〇ボーリング調査による地盤調査・安定計算の実施
調査結果
・下諏訪町大規模盛土造成地マップ(地図)(1MB)(PDF)
・大規模盛土造成地変動予測調査結果(226KB)(PDF)
まとめ
大規模盛土造成地の滑動崩落対策推進ガイドライン及び同解説に基づく調査の結果、当該地において盛土の安定性は確保されているものと判断されました。
大規模盛土造成地の滑動崩落対策推進ガイドライン及び同解説に則り、一連の調査はこれで終了いたしますが、日頃から防災意識を高めていただき、周囲の地盤の変化などに注意を払っていただくことをお願いいたします。
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- 下諏訪町4613-8
電話番号:0266-27-1111