水害時の衛生対策と消毒方法

最終更新日: 2024年4月1日

台風や豪雨により家屋が浸水すると、細菌やカビが繁殖しやすくなり、食中毒や感染症にかかるおそれがあります。
下水道から逆流した汚水が混入している可能性がある場合は、消毒が必要となります。
消毒、消毒前の清掃の手順の一例をご紹介します。

床上浸水のとき

(1)水が引いた後、汚泥、濡れた畳、不要なものを片付けます
(2)汚れた家具や床・壁などは、水で洗い流すか水拭きするなどして、よく乾かします
(3)食器類や調理器具、食器棚や冷蔵庫などは、汚れをきれいにふき取ります
(4)消毒薬を薄めた液を浸した布などでよく拭き、乾燥させます

床下浸水のとき

(1)床下や家の周辺にある不要物、汚泥などを片付けます
(2)床下に水がたまっている場合は、雑巾等で吸水します
(3)扇風機等で強制的に換気し、よく乾かします
(4)消毒薬を薄めた液を浸した布などでよく拭くか、消毒薬を散布し、よく乾かします

床上浸水、床下浸水どちらの場合も、作業中は手袋やマスクをしましょう!
作業終了後、十分に手洗いをしましょう!

※広範囲にカビが発生している場合などは、専門の業者に依頼してください。

消毒の方法

消毒薬は、取り扱い説明書等に従い、規定どおりの倍率に希釈し、気を付けて使用しましょう。
使用の際は、長そで、長ズボン、めがね、マスク、ゴム手袋等を使用し、体にかからないように注意しましょう。
また、ご自身で消毒することが難しい場合は、住民環境課環境衛生係へご連絡ください。

対象 使用する消毒薬 使用方法の例
食器・衣類

次亜塩素酸ナトリウム
(家庭用塩素系漂白剤でも可)

汚れを落とした後、薬液の中に浸し乾かす。家庭用塩素系漂白剤は、水ですすぐ。
床上(屋内) 塩化ベンザルコニウム
(逆性石けん)
汚れを落とした後、薄めた薬液を浸した布などで拭く。噴霧器の場合は、濡れる程度に噴霧しそのまま乾かす。
床下(屋外)

塩化ベンザルコニウム
(逆性石けん)

クレゾール石けん液

壁などは汚れを落とした後、薄めた薬液を浸した布などで拭く。または、じょうろや噴霧器などで濡れる程度に薬液を撒いて乾かす。

消毒薬を希釈する場合、ペットボトルを用いると誤飲の危険性があるのでやめましょう。

食中毒や感染症の予防について

(1)水道、受水槽は、安全と衛生を点検・確認してから使用してください
(2)水に浸かった食品や、停電により保存温度が保てなかった冷蔵・冷凍食品は廃棄してください
(3)からだに異常を感じたら、早めに医療機関を受診してください
(4)食事や調理の前、トイレの後などは、しっかりと手を洗ってください 

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このページに関するお問い合わせ

住民環境課 環境衛生係
下諏訪町4613-8
電話番号:0266-27-1111
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