2024年1月5日　年頭のご挨拶

　新年あけましておめでとうございます。
　皆様には、輝かしい2024年の新春を清々しくお迎えになられたことと、心からお慶び申し上げます。
　日ごろより、町政の推進に深いご理解と温かいご支援を賜っておりますことに、心から感謝申しあげます。

　元旦に起きました能登半島の地震では広範囲に甚大な被害が及んでいます。現在でも消息不明者の救助活動が行われてもいます。
　亡くなられた方に哀悼の意を表しますとともに、被災された方にはお見舞いを申しあげます。町としてもご支援させていただく所存です。

　昨年6月30日、下諏訪町は町制施行130周年を迎えました。これまで下諏訪町を築いてこられた全ての皆様への敬意と感謝を胸に、新たな一歩を踏み出し「住みたいまち　元気な声がひびくまち」の実現に向け、町政運営に邁進する所存でございます。
　この節目の日に、町では2050年までに二酸化炭素排出量の実質ゼロを目指す「ゼロカーボンシティ宣言」を行いました。かけがえのない自然と文化を次世代へと引き継いでいくために、町が一丸となって取り組むことの表明です。町民の皆様におかれましても、機運の醸成と共にご協力を賜りますよう、よろしくお願い申しあげます。

　また、昨年5月8日には、新型コロナウイルス感染症が5類に変更され、元通りに近い日常が帰ってきました。夏にはお舟祭りが、町民祭り・柴舟曳行ともに行われ、秋には記念事業に位置付けた「全国市町村交流レガッタ下諏訪大会」が開催されて、全国各地から900人を超える選手・関係者にお越しをいただき、大いにお楽しみいただけたとともに、町をＰＲさせていただきました。

　町内では、週末の大社周辺などでの観光客の賑わい、商工会議所主催の「産業祭り」、春秋の三角八丁イベント等での賑わいと、活気が戻ってきたことを実感しました。
　私が重点施策として掲げる「観光の産業化推進」に向け、継続して進めているグランドデザイン策定事業や、策定中の観光振興計画に基づき、引き続き町の活性化のために着実に推進・拡大してまいります。

　一方で、様々な世界情勢の影響で燃料の高騰、円安等による物価高騰が続き、住民・事業者の皆様は大変厳しい状況となっています。
　町としましては、町民の皆様の生活を第一に考え、国の動向を注視し有利な財源の確保に努め、限られた財源の中でより効果的な行政サービスを提供すべく、知恵と創意工夫を重ね、魅力あるまちづくりを推進してまいります。

　早いもので、私の任期も最終年を迎えました。引き続き皆様からいただいた信頼と付託にお応えすべく、町政運営に全力を傾注してまいる所存でありますので、皆様のお力添えを賜りますようお願い申し上げます。

　辰年は、「陽の気が動き万物振動して活力旺盛となって大きく成長し、形が整う年」と言われます。今年が皆様にとりまして、運気が上がり、ご健勝で幸多き年となりますようご祈念申し上げ、年頭にあたってのご挨拶といたします。