光化学オキシダントに注意
最終更新日: 2016年7月14日
光化学オキシダント(光化学スモッグ)とは
光化学オキシダントは、自動車や工場などから排出される窒素酸化物や揮発性有機化合物(VOC)が、太陽の強い紫外線を受けることで生成する刺激性のある物質です。 日差しが強く、気温が高く、風が弱い日等に高濃度になりやすく、目の痛みや、のどの痛みをおこさせたりします。光化学オキシダントの濃度が高くなると、空に白いモヤがかかったようになることがあり、この現象を光化学スモッグといいます。 春から夏にかけては、光化学オキシダントの濃度が高くなりやすい季節です。
光化学オキシダント(スモッグ)注意報
長野県では、県を10地域に分け、地域ごと光化学オキシダントの濃度を24時間連続して測定しています。 長野県は首都圏のように頻繁に注意報を発令する状況にはありませんが、光化学オキシダント濃度が基準値を超え、気象状況などからその状態が継続すると認められる場合に、地域ごとに「光化学オキシダント(スモッグ)注意報」などを発令いたします。
発令基準(大気汚染防止法第23条に準拠)
- 注意報
測定局において、オキシダント濃度の1時間値が0.12ppm 以上になり、気象状況からみてその濃度が継続すると認められるとき。 - 警報
測定局において、オキシダント濃度の1時間値が0.24ppm 以上になり、気象状況からみてその濃度が継続すると認められるとき。 - 重大警報
測定点において、オキシダント濃度の1時間値が0.40ppm 以上になり、気象状況からみてその濃度が継続すると認められるとき。
(ppm(ぴーぴーえむ)とは、100万分の1の単位です。1ppm=0.0001%)
注意報が発令された場合の対応
注意報が発令されると、県や市町村で発令の広報を行います。 下諏訪町では、防災行政無線で広報しますので、あわてずに落ち着いて行動してください。
注意報発令程度の光化学オキシダント濃度では、感受性の高い人が、目やのどに刺激を感じる程度です。注意報は、これらの方々に、自ら予防のための行動をしていただき、健康被害を未然に防ぐことが目的です。
通常、発令日当日の夜間までにはオキシダント濃度が下がって、注意報は解除されるので、避難するなどの必要はありませんが、発令中は、次のような対応をとっていただきたいと思います。
- 屋外での激しい運動は控えましょう。
- 目の痛み(チカチカする)、のどの痛みを感じたときは、目を洗い、うがいをしましょう。
- 症状によっては、医療機関を受診してください。
- 体に異常を感じた方は、市町村、保健所又は地方事務所環境課に状況の連絡をお願いします。
また、光化学オキシダント(スモッグ)注意報が発令されましたら、次の点に御協力をお願いします。
- 不要不急な自動車の使用はなるべく控えてください。
- 工場・事業所等におかれましては、ばい煙・揮発性有機化合物の排出量を減らすよう努めてください。
注: 環境省大気汚染物質広域監視システム「そらまめ君」で、各測定局の光化学オキシダントの測定値(速報値)や注意報の発令状況を見ることができます。
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このページに関するお問い合わせ
- 住民環境課 環境衛生係
- 下諏訪町4613-8
電話番号:0266-27-1111