2022年9月12日 災害は忘れないうちにまたやってくる!

最終更新日: 2022年9月12日

 近年は気候変動による災害が激甚化し、また頻発する傾向にあります。
 私が子どものころは、夏の「夕立」といえば、青い空に入道雲がもくもくと湧いてきたと思うと、雷とともにザーと雨が降り出し、小一時間もすればすっきりとあがって涼しい風が吹く、そんな風情でしたが、近年は「短時間局所豪雨」と称して雨量が50mm以上を記録するようなことが頻繁に起こります。短時間にこれだけ降られると対処の仕様がありません。

 災害が激甚化するなか、速やかな避難が大変重要になります。国では、「自らの命は自らが守る」意識を持ち、自らの判断で避難行動をとるとの方針が示されています。避難警戒レベル3では、高齢者や避難に時間のかかる方には避難を開始していただきます。
 過日、総合防災訓練を実施いたしました。コロナ禍で規模縮小ではありましたが、各区自主防災会、防災ネットワークしもすわの皆様にもご協力いただきながらの実施でした。南海トラフ地震とその後の降雨での災害を想定しての訓練でしたが、実施すると必ず課題が見えてきます。見えた課題を解決しながら、日ごろの訓練・備えが重要です。

 台風のシーズンです。先日の台風11号では、強風で町内諏訪湖畔の桜の木他が倒れました。他所でも街路樹のケヤキ等の倒木被害が報告されています。町道田中線の歩道改修事業ではご意見をいただいているところですが、根張りの限られた街路樹は倒木の危険性も考慮しなければなりません。安心安全なまちづくりの見地からもご理解いただきたく存じます。

 また、ご家庭でも、様々な災害時の対応を話し合っていただければありがたく思います。

 今年度、町の「防災意識日本一のまちを目指して~個別避難計画作成と小さなコミュニティでの避難訓練実施~」事業が国のモデル事業に採択され、実施をしています。この事業は行政だけではできません。避難行動要支援者ご本人は勿論、関係機関や多くの事業者の皆様、地域の皆様等のご理解とご協力が大変大事となりますのでよろしくお願いいたします。

 「防災意識日本一のまち」のために、町では、「まちづくりおでかけトーク 防災ミニ講座」を用意しています。町内会や地域の各グループなど小さなコミュニティの皆様からのお申し込みをお待ちしていますので、是非ご利用いただきみんなで理解を深めましょう。

 下諏訪町はコンパクトにまとまった、住みやすい良い町です。地域の皆様のまとまりの良さがうちの町の特色だと思っています。地域の絆を大切にしながら、隣近所で声を掛け合い、防災に、地域づくりに、皆様とともに「元気な声がひびくまち」づくりを推進していきたいと思っています。

防災・福祉講演会

総合防災訓練

避難所開設訓練

 

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総務課 情報防災係
下諏訪町4613-8
電話番号:0266-27-1111
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