2024年4月5日　令和６年度がスタート

　役場でも年度の変わりで、惜別の涙と笑顔の新たな出会いのときであり、庁舎内もどことなくさわさわと事新しい雰囲気を感じます。

　令和６年度は町長任期の最終年となりますが、町政の継続と公約実現に向けた通年予算編成とし、予算規模は、総合文化センターの改修、髙木橋の架け替え、学校施設等の照明設備の改修といった大型事業の実施により９２億円と大型予算になりましたが、町民の皆様が笑顔で「住みたいまち、元気な声がひびくまち」の実現に向け、多様な住民要望にも配慮して取り組んでまいります。

　今年は、元治元年（1864）に起きた水戸天狗党との和田嶺合戦から１６０周年を迎えます。企画展や講演会などを開催し、関係する自治体等と交流の促進を図ってまいります。

　子ども・子育て、教育関連事業では、教育こども課に「こども家庭センター」を設置し、こどもとそのご家庭が抱える多様で複合的な課題に、相談支援体制を充実・強化してまいります。
　また、保育所での副食費の一部公費負担、学校給食食材費値上げ分の半額を補助し、価格高騰の保護者への負担軽減と質・量の安定提供を図ります。
　これまで中学生を対象としてきた海外研修事業を高校生まで枠を拡げ、世界に目を向け国際理解を深める教育の醸成に繋げてまいります。
　そして、多世代交流施設について、関係する住民の皆様と検討を進めてまいります。

　社会福祉関係では、求められる支援が多様化、複雑化する中、介護、障がい、子ども、生活困窮など各分野連携の包括的支援体制を構築し、断らない相談支援に向けた重層的支援体制整備事業を実施してまいります。

　地球温暖化対策では、再エネ・省エネ普及促進に対し、補助制度を事業所にも拡大し、家庭用では電気自動車購入に対する補助を新設いたします。

　商工業振興では、商工業振興助成事業はじめ、各種補助制度で商工会議所など各種団体、金融機関と連携し起業創業、生産性向上、事業持続化をしっかり支援してまいります。

　観光振興では、第３次観光振興計画に掲げる「住んでよし、訪れてよしの観光都市しもすわ」の実現を目指し、持続可能な観光地域づくりを推進してまいります。

　グランドデザイン策定事業は、「下ノ諏訪宿地区」のデザインが完成し、引き続き諏訪湖畔地区、新たに社地区について策定を進めます。また、デザインの実現に向けた検討にも入っていきたいと思います。

　空家等対策事業では、老朽危険空家の除却に費用の一部を助成する補助金を創設し、安心安全なまちづくり推進と、住宅用地の活用、流通促進に繋げます。

　移住交流拠点事業の旧矢崎商店は、国登録文化財への登録を見据え、文化財の最大限の活用が図れるよう、建物の保全方法を調査し、改修に向けた準備を進めてまいります。

　将来に向けた「人づくり」にも取り組み、持続可能でより良いまちづくりの推進に邁進してまいりますので、引き続きのご支援・ご協力をよろしくお願い申し上げます。