太陽光発電施設における銅線ケーブル盗難の多発について(注意喚起)
最終更新日: 2024年8月22日
太陽光発電施設で送電用の銅線ケーブルが盗まれる被害が、関東地方を中心に急増しています。警察庁によりますと、6月までの半年間に、全国で4,161件の盗難被害が確認されているとのことです。
金属を狙った盗難被害が多発している要因としては、銅などの金属の買い取り価格の高騰が続いているものと思われます。
また、これまでは、人家から離れ、人目に付きにくい大規模太陽光発電施設が狙われていましたが、最近では住宅地周辺の太陽光発電施設についても送電用の銅線が盗まれる被害が発生しています。
このような被害に遭いますと、復旧費用のみならず、復旧までの間の発電(売電)が停止するなど、甚大な損失が発生いたします。太陽光発電施設をお持ちの皆さまにおかれましては、盗難被害を未然に防ぐため、防犯対策を見直していただき、「犯行を諦めさせる」対策をお願いします。
また、盗難被害を確認した場合や施設周辺で不審者・不審車両を見掛けた場合は、
迷わずに110番通報又は最寄りの警察署への通報をお願いします。
【防犯対策例】
◎ 定期的な立ち寄りの実施
◎ 監視カメラの設置又は増設
◎ 人感センサー付きの照明、音声による警告を発する設備の設置
◎ フェンス、柵、施錠設備の強化
◎ アルミケーブルに切り替えた際はフェンス等に看板による周知
◎ 公道から施設入り口までの専用通路の封鎖
◎ 地域住民との良好な関係を構築し、地域共生による防犯体制を構築
犯人は明るい時間帯に下見をして、監視カメラの位置、台数、施設への侵入・破壊箇所、見張り役の位置の確認等を行い、犯行を行う前準備をします。
監視カメラは下見から犯行に至るまでの状況を記録し、犯罪抑止効果、犯人検挙につながる情報を収集することができます。
また、施設の機械警備、センサーライト等の設置、施設出入り口までの専用路の封鎖を行い、施設の周囲を強化することで、銅線を切断、運び出す一連の流れを困難にすれば、犯行を諦めさせることに効果的です。
定期的に施設を巡視、適正な維持管理を行うことで、施設周辺住民とのコミュニケーションを図り、地域住民の視覚による防犯体制を構築することも重要となります。
発電施設をお持ちの皆様には、引き続き地域環境等を保全し、災害の発生を防止するために適正な維持管理を継続していただけますようお願いします。
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- 住民環境課 環境衛生係
- 下諏訪町4613-8
電話番号:0266-27-1111