水道料金の改定について

最終更新日： 2024年3月22日

　水道事業は、皆様からいただく水道料金により成り立っています。災害に強い水道施設・管路への更新を進め、安心安全な水道水を安定してお届けするために、水道料金を改定します。

　改定は令和６年４月１日で、平均して１７．６％の引き上げとなります。
　なお、今回は下水道使用料の改定はありません。

料金改定の主な理由

　人口減に伴い水の使用量が減り、水道料金収入が減少する一方で、近年の物価上昇などに伴い、安全な水を作るために必要な経費は増加しています。現行料金を継続すると令和６年度以降は赤字となる見込みであり、水道事業の経営を維持するための収入確保が必要な状況です。

　水道事業は、経営に必要な費用を水道料金で賄う独立採算制を原則としており、必要な経費を料金で回収しなければなりません。しかし、近年、水道水を作るための費用（給水原価）が、水を供給して得た収益（供給単価）を上回る原価割れの状態が続いています。

　水道事業の開始から90年以上が経過し、水道施設や管路の老朽化が進んでいます。災害が発生しても安定して水道水を供給できるように、計画的な施設の更新・耐震化が必要ですが、財源が不足しており、必要な工事を行うことが難しい状況です。

　令和６年７月検針時にお届けする「上下水道使用量のお知らせ」から、新しい料金での請求額が記載されます。
　※転居などで４月１日以降に水道の使用を開始した場合は、初回（５月）の検針から新料金がが適用され、令和６年６月請求分から新料金での請求となります。

新料金の適用時期

　水道料金を平均で１７．６％引き上げました。
　今回の改定は、水道料金のみに係るものですので、下水道使用料、温泉分湯料については、変更ありません。

　水道料金は２か月ごとの検針で水道使用量を確認し、算出しています。
　２か月分の水道料金は、次の手順で確認できます。

　ご自宅の水道メーターの口径や、２か月間の水道使用量は、検針時にお届けする「上下水道使用量のお知らせ（検針票）」で確認できます。水道の検針は、奇数月の前半に行っています。

　上下水道使用量のお知らせ（検針票）の見方

　リンク先の「上下水道料金簡易計算ツール」で、普段の水道使用量から新料金での請求金額を試算できます。　　

　水道使用量ごとに、新料金がいくらになるのか、一覧でご覧になりたい場合は、お使いの口径ごとの早見表をご覧ください。

　水道料金は、次の方法で計算することができます。

　　■計算式　…　（基本料金＋水量料金）×消費税率（1円未満切り捨て）